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gnuplot - *グラフ作成ソフト gnuplot

目次

グラフ作成ソフト gnuplot


gnuplot はフリーのグラフ描画ソフトです。

インストール

フォントが見えないとき

英語のままでもとりあえず使う分には問題ありません。 ただし、 Windows版の gnuplot、wgnuplot.exe は初期状態で起動すると文字が読めません。 フォントを日本語 Windows 用に変更して、.ini ファイルに書き込む必要があります。

「wgnuplot フォント」 などで検索すると対処方法がわかります。

詳しくは、「日本語化」を参照。

ヘルプファイルが表示できないとき

Windows 7 や Vista では WinHelp が廃止されたので、 そのままではヘルプ ファイルが表示できません。 Microsoft のサイトから明示的に WinHelp をダウンロードする必要があります。

WinHelp を入れても、そのまま wgnuplot からヘルプを呼び出そうとすると、ヘルプファイルが開けません。 セキュリティ上の理由で、ダウンロードしたヘルプファイルは閲覧制限がかかっています。 まず、エクスプローラから、wgnuplot.hlp を直接ダブルクリックして表示させます (ダブルクリックで開かない場合は右クリックに何らかのメニューがあるはず)。 本当に開くのかどうか聞いてくるので、許可します。 このとき、「このファイルを開く前に常に警告する」のチェックを外しておきます。 その後で wgnuplot からヘルプを表示させようとすれば、表示されるようになります。

詳しくは「日本語化」を参照。

キーワードや検索が使えないエラーが発生することがあります (2010.11.03、Windows 7 32bit、gnuplot 4.4.2)。 キーワードのデータベースを作成しようとして 「テキスト検索タブを表示できません 177」とエラーが表示されます。 このエラーは、 ヘルプファイルと同じファイル名で拡張子が .GID のファイル、 つまりこの場合は wgnuplot.GID が壊れていることにより発生します。 wgnuplot.hlp と同じディレクトリ(フォルダ)にある wgnuplot.GID を削除すれば改めて自動生成され、 ヘルプが正常に動作するようになります。 gnuplot ではなく Windows の WinHelp 側の問題なので、 このエラーメッセージに関して詳しい情報は Microsoft のサイトをご覧ください。

日本語化(ヘルプとメニュー)

本体については Ver.4.4 から国際化(Internationalization) で ロケールや UTF-i 対応されているようです。詳細未確認。

FAQ の日本語訳

簡単な関数を描画してみる

たとえば、 を描きたいときは、

    plot x**2

と入力します。

反比例のグラフ ならば、

    plot 1/x

なのですが、 をまたがって線を結んでしまいます。 gnuplot ではサンプル点の値をプロットすることになっているので、 線で点を結ぶときに、点と点の間が本当はどんな値かは無視する仕様だそうです。

点描にする

線で結ぶからおかしいので、細かい点でプロットすればいいだろうというときは、

    plot 1/x with dots
    plot 1/x w d

わかる範囲で省略してもいいということで、上でも下でも同じです。

線で結ぶなら、

    plot 1/x with lines
    plot 1/x w l

描画間隔を変更する

でも、点がスカスカです。100点のサンプルがデフォルトのようです。

1000点のサンプル間隔にするなら、

    set samples 1000

元に戻すなら、

    unset samples

ということで、

    set samples 1000
    plot 1/x with dots

グラフの範囲を指定する

縦軸が ±100 になってしまいました。

グラフの範囲は [最小値:最大値] と指定します。

    plot [-5:5] [-10:10] 1/x with dots

縦軸(値域)だけの範囲指定なら

    plot [] [-10:10] 1/x with dots

横軸(定義域)だけの範囲指定なら

    plot [-5:5] 1/x with dots

不連続な点

不連続な点は手描きや教科書では白丸で抜きますが、 gnuplot は無視して線を引いてしまいます。 これを表現する「ごく簡単な」方法はないようです。 たとえば、次のような解説があります。


(2010.11.03-2010.11.04)